機械式駐車場は使いづらい!?

機械式駐車場とは

基本説明

機械式駐車場は、よくマンションや駅前の繁華街など、スペースが限られている場所に設置されていることが多い機械式の駐車場です。
駐車場の中は、お車が1台ずづ入るスペースがいくつも区切られていて、そのスペースを入庫・出庫の際に入り口に呼び出してお車を出し入れして使用します。

機械式駐車場のメリット

機械式駐車場のメリットは、セキュリティが高い点です。
機械式駐車場では、お車は人目に見えない場所に収納されます。隣の区画と完全に区切られていたりする事が多いので、車上荒らしなどのイタズラがされにくく、お車をしっかり管理したい方にはおすすめの月極駐車場です。

都心の機械式駐車場の割合

都内の場合、駐車場スペースが限られていることが多いので、その分機械式駐車場が多いです。PMCマンスリーパーキングの場合、機械式駐車場と平面駐車場の割合は9:1ほど。ほとんどの駐車場が機械式駐車場になっています。

操作方法は意外と簡単!

機械式駐車場は操作などに戸惑いを覚える方もいらっしゃると思いますが、意外と簡単な操作で機械を動かすことが出来ます。PMCマンスリーパーキングの場合、契約時に使用方法が記載している説明書(管理規則)をお渡ししており、さらに不安な方は契約前の試し入庫もご対応可能ですので安心です。

その他の駐車場

平面駐車場

地面に停めるタイプの駐車場です。敷地をそのまま駐車場にしているタイプが多いですが、デパートなどに付いているスロープを上がっていく立体のような自走式のタイプもあります。
平面駐車場のメリットは、停める際に操作が要らず時間がかからない点です。さくっと止めてさくっと出かけたい方におすすめの月極駐車場です。

機械式駐車場はどんな人向け?

セキュリティ重視の人

管理人さんがいる場合が多い

機械式駐車場の場合、警備員さんや管理人さんがいる場合があるので、人の目によって不審者の侵入を防げることがあります。

機械で格納されるのでいたずら・盗難に遭いにくい

お車は基本的に、機械を操作することによって決まった場所に格納されます。格納後はまた機械を操作しない限りは出庫することが出来ないので、平面駐車場などに比べていたずらや盗難にも空いにくいといえます。

車のケアをしたい人

多くの機械式駐車場は屋内にあることが多いので、雨風を防げます。
お車は雨ざらしとそうでない場合の劣化速度に大きな差があるので、屋内にある機械式駐車場はお車を大切に使いたい方におすすめです。
参考記事:http://www.goo-net.com/magazine/editors/8466.html

車庫入れが苦手な人

駐車場を使用したいと思っても、お車の車庫入れが苦手な方はどうしても二の足を踏んでしまうかと思います。
そんな方にオススメなのがターンテーブル式の駐車場です。ターンテーブル式の駐車場の場合、バック不要でそのままターンテーブルにお車を載せるだけなので車庫入れが不要。
機械操作もあまり難しくないので簡単にご利用いただけます。

機械式駐車場を借りる・使う上での注意点

サイズ

駐車場に1cmでも合わなければ入れられない

当たり前かと思われますが、意外と見落としがちなのがサイズ。大体のサイズを聞いて、自分のお車も同じくらいだからと停めてみたら停められなかったり、お車に傷がついてしまったりすることがあります。その為、お車のサイズと駐車場のサイズはしっかりと把握して利用しましょう。

気をつけたい「高さ」

周辺の相場よりだいぶ格安だったから駐車場を借りたところ、思っていた以上に駐車場の高さが低かった・・ということも意外と多いです。
駐車場には、低い順から、「ロールーフ」「ミドルルーフ」「ハイルーフ」と主に3つの高さのタイプがあります。駐車場の契約の際は、自分のお車が止められるサイズであるか事前に担当者に確認しておきましょう。また、「ロールーフ」「ミドルルーフ」「ハイルーフ」については下記記事でも紹介しているのでご参考にどうぞ。
月極駐車場の種類

意外に見落としがちな「車幅(全幅・タイヤ幅)」

お車の高さと同様、お車の幅も注意する必要があります。また、見落としてしまいがちなのがタイヤ幅。お車の幅は駐車場の幅にあっていても、タイヤ幅が大きいために駐車できなかった。という場合があります。機械式駐車場の場合にはタイヤ幅も関係することが多いので自分のお車のタイヤが大きかったり、特殊な場合は担当者に確認するようにしましょう。

ドアミラーを畳む

こちらも急いでいる場合などに忘れてしまいがちですが、機械式駐車場の場合はお車のスペースを最小限にしている場合がほとんどです。駐車する場合は必ずドアミラーは畳むようにしましょう。

出庫に時間がかかる場合もある(機械による)

機械式駐車場のタイプによってはお車の入庫・出庫の際に時間がかかる場合があります。これは駅近などの立地の良いエリアにある駐車場に多いですが、少ないスペースでパズルのようにお車を収納、出庫するタイプの駐車場は1つ1つの区画を移動させることで各車を出庫できるようにしているのでお時間がかかる場合があります。
ただ、最近ではすばやく出庫できるタイプの機械式駐車場も出来ています。ご利用の際、入出庫をスムーズにしたいという方は事前に確認してみましょう。

機械式駐車場の種類

ピットタイプ

フリーロケーションタイプ

決まった場所に格納するのではなく、入庫時点で空いている一番近い車室を呼び出して入庫するため、待ち時間が少ない機械式駐車場です。
一般的な機械式駐車場の場合、駐車場内の特定の車室を呼び出すため、入庫、出庫の際の待ち時間が長いのがデメリットでしたが、最近ではフリーロケーション方式の機械式駐車場を採用する駐車場が増えています。

従来の機械式駐車場のデメリットを解消する事ができるため、スムーズに出入庫をしたいとお考えの方は、フリーロケーション方式の駐車場を探してみると良いでしょう。

ビルインタイプ

ビルインタイプの機械式駐車場にはタワー式、エレベーター式、地下スライド式などがありますが、どれも建物内に車が収納される駐車場です。
操作パネルでボタン操作して車室を呼び出して使います。

メリット

メリットとしては、完全に見えない位置に車が収納されるため、イタズラなどがされにくい、雨に濡れないという点です。
セキュリティ重視の方やお車を長持ちさせたい方におすすめのタイプです。

デメリット

デメリットとしては、総台数が多い場合は呼び出しに時間がかかるという点があります。

ピットタイプ

マンションによく設置されている2段式、3段式になっている上下にのみ動く駐車場です。
鍵とボタンにて操作します。デメリットとしては、ほとんどの場合でバック入庫になる点です。

メリット

メリットは上下に動かすだけなので操作が簡単という点と呼び出し時間があまりかからないという点です。

デメリット

デメリットとしては、ほとんどの場合でバック入庫になる点です。
車庫入れが苦手な方は、すこしお車の幅より広い車室を提案していただくなど、担当者さんに相談してみると良いでしょう。

パズルタイプ

こちらもマンションでよく見かける2段以上になっている上下左右に動く駐車場になります。
鍵とボタンにて操作します。

メリット

メリットとしては、入庫後車室を手動で元に戻す操作はしなくて良いという点です。

デメリット

デメリットとしてはピット式と同じくバック入庫になる点です。
ピット式と同じく、車庫入れが苦手な方は、すこしお車の幅より広い車室を提案していただくなど、担当者さんに相談してみると良いでしょう。
また、契約前に試し入庫などをしてみるのもおすすめです。

機械式駐車場の装置

ターンテーブル

ターンテーブル

タワー型の駐車場などの入り口に、よく丸い円盤のようなものがついているのを見たことがあると思いますが、こちらが内蔵ターンテーブル式の駐車場です。
このターンテーブルは何のためにあるかというと、駐車場から出てくるお車の向きを変えるため。
機械式駐車場では付いていることが多い設備です。入出庫を楽にするための設備ですが、主に外付けタイプと内臓タイプがあります。
外付けタイプは入出庫の際に使うことで自分の好きな方向に車の向きを変えることが出来ます。
内臓タイプのターンテーブルはビルインタイプの駐車場にある設備で、出庫の際に自動で前向きにして呼び出してくれますので、操作も要らず便利です。

カード承認パネル

ビルインタイプの駐車場の設備になります。
駐車場の入庫、出庫の際にカードをかざすことでお車を呼び出す装置です。
カード承認タイプのメリットは操作が簡単なところ。入出庫の記録がカードにされていますので、機械操作がほとんどないのが良い点です。

暗証番号式パネル

こちらもビルインタイプの駐車場の設備です。お車を暗証番号の入力で呼び出すのに使用します。
メリットはカード承認タイプと同じく操作が容易な点と、暗証番号のみで操作する場合、鍵などを持たなくて済む点です。