車を所有していると、時々「駐車場代を安くしたい!」と思い立って、駐車場を借り換えることもありますよね。
ですが、新しい駐車場を借りるとき、「次の駐車場はどんなところだろう……」と少し不安に感じることもあるのではないでしょうか。
そこで今回は
・月極駐車場は下見すべきか?
・月極駐車場の下見をするときのポイント
・試し入庫はするべき?できないときはどうする?
について解説します!
「新しい駐車場を借りるとき、後悔する羽目にはなりたくないな」という方は、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。
目次
月極駐車場は下見すべき?
結論から言うと、「月極駐車場は下見するべき」です。
「こんなはずじゃなかったのに……」という思いをしたくないのなら、尚更下見は必須です!
月極駐車場を下見すると、次のようなメリットがありますよ。
・入庫しづらい駐車場を避けられる
・駐車場の雰囲気が分かる
・駐車場のサイズ感を理解できる
ここからは、下見をするメリットを1つずつ解説していきます。
メリット①:入庫しづらい駐車場を避けられる
下見のメリットの1つ目は、入庫しづらい駐車場を避けられる点です。
実は当社の駐車場の中には、「下見をした大型車オーナーさんは全員何かを察して諦める」という、伝説の駐車場があります(※実話です)。
その駐車場は、駐車場自体のサイズは大きいので、頻繁に大型車をお持ちの方からお問い合わせが来るのですが……
・駐車場の出入り口が面している道路が狭い
・駐車場の入口近くの絶妙な位置に、電信柱とブロックがあり、大きい車だと擦りかねない
という状況だったので、現地を見た大型車オーナーさんからの
「あれはちょっと無理だと思うので、別の駐車場にします……」
という残念そうな声をよく耳にしました。
このように、駐車場自体の大きさには問題がなくとも、周辺の状況が自分の車にとっては、あまり適していない場合もあります。
駐車場を借りる前に下見をすると、「思ったより道が狭い」「変なところにブロックがあって入れづらい」など、色々なことに気づけますよ。
入庫しづらい駐車場を避けるためにも、駐車場を借りる際には下見をしてみてくださいね。
メリット②:駐車場の雰囲気が分かる
下見をする2つ目のメリットは、駐車場の雰囲気が分かる点です。
たとえば、同じ平置きの駐車場でも……
・サイズの大きい車が並んでいる駐車場
・コンパクトカーが多い駐車場
では、入庫するときの気の遣い方も違ってきますよね。
特に、他の方がどんな風に駐車場を使っているかは要チェックです。
真っすぐに停めるはずの駐車場なのに、微妙に斜めに止めている方がいたり……
駐車場の区画にタイヤなどの私物を置いている方がいたら、そうした駐車場はやめておいた方が賢明かもしれません。
※ちなみに当社では、駐車場の区画内に私物を置くことは禁止しております。
私物の持ち込みが許可されている駐車場ならともかく、私物持ち込みNGの駐車場に物を置いているような人がいたら、その駐車場は避けた方が良いかもしれません。
駐車場は一度借りるとあまり借り換える機会がないものですので、事前のチェックが肝心です。
「この駐車場、なんだか使い方が悪い人が多いな……」
「ここなら綺麗に使っている人が多いし、安心して停められそう!」
そうした雰囲気を掴むためにも、下見をするのは大切ですよ。
駐車場を借りる前には、できるだけ下見をすることをオススメします。
メリット③:駐車場のサイズ感を理解できる
下見をする3つ目のメリットは、駐車場のサイズ感を理解できる点です。
実際に駐車場に行ってみることで、通路の幅や区画の大きさを実感することができますので、契約後に「思ったより狭かった……」という思いをするのを避けられますよ。
また、切り返しスペースの広さを確かめられるのも、下見のメリットですね。
ネットで駐車場を探していると、「掲載されている写真を見てる限り、問題なさそうに思えるけど……」という駐車場に出会うこともあると思いますが……
実際に現地に行ってみると「切り返しスペースが思ったよりなかった」ということも往々にしてあります。
もし事前に自分に割り当てられる区画がどこか分かる場合は、しっかり下見をして、実際に利用する際のイメージをしておきましょう。
月極駐車場の下見をするときのポイント
ここまで月極駐車場の下見をするメリットを解説してみましたが、いかがでしょうか。
駐車場の下見には、「『思ってたのと違う』という状況を防げる」という大きなメリットがあります。
ここからは下見をする際のポイントを解説しますので、これから下見に行かれる方は、ぜひ今から紹介するポイントをチェックしてみてくださいね。
ポイント①:実際に利用する予定の時間帯に行く
駐車場の下見をする際には、実際に利用する予定の時間帯に行くと効果的です。
同じ駐車場でも、「朝は近くの道が混んでいて、夕方は空いている」ということもありますからね。
そうした駐車場の場合、朝に使うのに夕方に見に行って「空いてそうだから大丈夫そうだ」と思ってしまうと、実際に朝使うときに「思ったより混んでて出づらいな」という思いをすることになってしまいます。
また、外部貸しされているマンションの機械式駐車場を使う場合、そのマンションに住んでいる方と一緒に使うことになるので、使う時間帯によっては混み合うことがあるかもしれません。
「マイカー通勤で使う車だから、すぐ出庫できないと困る」
「車を頻繁に使うから、入出庫しやすいところがいいな」
そのようにお考えの方はぜひ、自分の使う予定の時間に駐車場の下見を行ってくださいね。
ポイント②:自分の区画だけでなく、駐車場全体・周辺環境をチェック
駐車場の下見をする際は、自分の区画がどこかを確認した上で、駐車場全体の雰囲気や周辺環境をチェックしましょう。
駐車場についたら、まず自分の区画はどこなのかを確認した上で、車を運転するところをイメージしながら、駐車場の入り口から自分の区画まで歩いてみるのがオススメです。
実際に歩いてみると、「思ったより何度も切り返しをしないと入らなさそうだぞ」ということや、「隣の区画の方が楽かも」ということが分かります。
一度駐車場を契約してしまうと区画を変えるのが難しい場合もありますので、事前にその場所で大丈夫かどうか、チェックしておきたいですね。
また、駐車場の下見をするときは自分の区画だけでなく、駐車場の全体的な雰囲気や、周辺の道路がどんな感じかも合わせて確認しましょう。
駐車場を綺麗に使っている人が多いかや、面している道路が一方通行ではないかなど、そうした細かいポイントを確認しておくと、契約した後の困りごとが発生しづらくなります。
実際に車を運転して駐車場を使うイメージをしながら、周辺や駐車場内を歩いてみてくださいね。
ポイント③:機械式駐車場の場合は、掲示されている使い方を読む
機械式駐車場の下見をする場合は、掲示されている使い方も一緒に見ておきましょう。
機械式駐車場の操作盤には、操作方法が書かれているものもあります。
「機械式駐車場を使うのが初めてだから、少し不安……」という方は、ぜひ一度操作方法の説明を読んでみてください。
駐車場に掲示されている操作方法は案外丁寧に書かれていますので、不安が和らぐのではないでしょうか。
また、下見で駐車場の機械のメーカーが分かったら、その機械のメーカーがアップしている公式の使い方解説動画を見てみるのをオススメします。
※機械式駐車場で有名なIHIさんの公式操作動画です。こうした動画を見ると、実際に利用する際のイメージが掴みやすいですね。
下見をすると機械の操作方法も分かりますし、場合によっては機械のメーカーさんが公式の解説動画を出してくれているので、ぜひ下見をして操作方法や、機械のメーカーがどこかをチェックしてみましょう。
ここまで駐車場の下見のポイントを解説してきましたが、いかがでしょうか。
下見のポイントが分かると、次に気になるのが車を試しに駐車する「試し入庫」ですよね。
ですのでここからは、試し入庫について解説します!
試し入庫はするべき?できないときはどうする?
結論から言うと、試し入庫は「駐車場の管理会社に相談してから行う」ようにしましょう。
無断で試し入庫をしてしまうと
・空いている区画だと思っていたら、別の利用者さんがいて、無断駐車扱いになってしまった
・万が一自分の車に何かあっても、誰も何も補償してくれない
などのリスクがあります。
そのようなリスクを防ぐためにも、一人で「大丈夫だろう」と判断せず、必ず駐車場の管理会社に相談して、許可をもらってから試し入庫を行ってください。
また、駐車場の管理会社の中には
・過去にお客さん単独での試し入庫でトラブルがあったので、お断りしている
・機械式の駐車場なので、トラブル防止の観点から鍵は貸せない決まりになっている
・試し入庫の付き添いに割ける人員がいない
といった事情で、試し入庫の対応を行っていない場合もあります。
そのような場合は、残念ですが諦めましょう。
対応を断られたからといって、無断で試し入庫をしてしまうとトラブルの原因となってしまいます。
ですが、皆さんの中には
「試し入庫ができないと不安」
「試し入庫ができない場合はどうすればいいの?」
と感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。
そこでここからは、試し入庫を断られた際の対処法を3つご紹介します。
試し入庫ができないときの対処法①:下見を入念に行う
試し入庫を断られた際の1つ目の対処法は、より入念に下見を行うことです。
駐車場の管理会社に試し入庫を断られてしまった以上、勝手に車を入庫してしまってはトラブルになります。
代わりに、より詳しく下見を行うようにしましょう。
単にその場に行って周囲の状況を見るだけでなく、実際に入庫するつもりで通路の幅や、切り返しスペースの大きさを確認できると良いですね。
自分の車の幅を考えて、実際に入庫してみるとどうなりそうか、しっかりイメージしてみましょう。
試し入庫ができないときの対処法②:駐車場のサイズと車検証のサイズをよく確認する
2つ目の対処法は、駐車場のサイズと車検証のサイズをよく確認することです。
たとえば、横180cmの平面駐車場に、車検証上の全幅が176cmの車を停めるとしたら……
ドアを開けるのに少し気を遣う必要があるのは、数字をよく見れば想像がつきますよね。
駐車場のサイズと自分の車の車検証のサイズを見比べてみて、周囲にどれくらいのスペースができそうか、実際に利用する前に考えてみましょう。
また、機械式駐車場の場合、基本的には決められたサイズ内に収まっている車は入庫可能です。
機械式駐車場を借りる際は、駐車場の管理会社にサイズを聞いてみて、自分の車がサイズ内に収まっているか確認してみてくださいね。
試し入庫ができないときの対処法③:利用開始日にすぐ入庫する
3つ目の対処法は、利用開始日にすぐ入庫することです。
すぐに入庫してみれば、自分の車が入るかどうか分かりますし、万が一入らなかった場合も、迅速に次の行動(駐車場を探し直すなど)を取ることができますよ。
駐車場に車を入庫してみようとしたとき、もし駐車場に車が入らなさそうだったり、周囲に擦りそうだったら、即座に駐車場の管理会社に相談するようにしてください。
※駐車場の管理会社も、入庫できなかった場合は早めに連絡してほしいと考えています。
入庫できなかったり、擦りそうで不安なときは、すぐに連絡を入れるようにしましょう。
まとめ
今回の記事では「月極駐車場は下見・試し入庫すべきか」と「試し入庫を断られたときの対処法」について解説しました。
月極駐車場を借りるときは、事前に下見をすることをオススメします。
また、試し入庫は駐車場の管理会社に許可をもらってから行うようにしましょう。
この記事が、良い駐車場をお探しの方のお役に立てば幸いです。