自分が契約している月極駐車場に違う車を停めたら無断駐車?代車・家族の車は?

「月極駐車場に普段と違う車を入れたい!」……それって大丈夫?
普段の生活に欠かせない、月極駐車場。
大抵の方は、毎日同じ車を駐車場に停めていると思いますが……
「車が急に故障して、レンタカーを使うことになった」「車の買い替えを考えている」などの理由で、今使っている車とは違う車を駐車場に入れたいときもありますよね。
そこで今回は、「月極駐車場に違う車を停めても良いのか」と、「代車を使う・車を買い替える(停める車を変える)ときに必要な手続き」について解説します!
「これから車検で代車を使う予定がある」
「車の買い替えを考えているけど、今の駐車場に入るか不安」
そんな方はぜひ、この記事を最後まで読んでいってくださいね。
そもそも「無断駐車」とは?
どういう行為が当てはまる?
「無断駐車」というと、他人の土地に勝手に車を停めるというイメージをお持ちの方が多いかもしれません。
しかし実際には、自分が契約している月極駐車場であっても、契約時に登録していない車を無断で入庫すれば、それも“無断駐車”に該当する場合があります。
また、コインパーキングで支払いをせずに長時間放置するケースや、コンビニや店舗の駐車場に私用で長時間停めるといった行為も該当します。「ここに停めて大丈夫かな?」と迷ったときは、事前に許可を取ることがトラブル回避の第一歩です。
知らなかったでは済まされない!無断駐車のリスク
無断駐車は、たとえ短時間でも管理者や他の契約者にとっては重大なトラブルの原因になります。
民法上の不法占拠にあたり、賠償責任を問われる可能性もあるため、「ちょっとだけだから」と軽く考えてしまうのは危険です。特に商業施設やマンション敷地内では、レッカー移動や警察への通報が行われることもあります。駐車場は「借りている空間」ではありますが、「勝手に使っていいわけではない」という認識を持ちましょう。
月極駐車場に違う車・代車を無断で停めるのはNG!
まず、月極駐車場に違う車や代車を無断で停めるのはNGだということを理解しておきましょう。
無断で車を変更することがNGな理由は、主に次の2つです。
理由①:無断駐車と間違われてトラブルになる
理由②:駐車場と車のサイズが合わず、隣の車と接触・駐車場の機械が壊れるなどのトラブルに発展するおそれがある
ここからは、上の理由について詳しく解説していきますね。
理由①:無断駐車と間違われてトラブルになる
駐車場の管理会社は、契約している人の名前と、その人がどんな車を使っているのか(車種・色・ナンバーなど)をまとめた名簿を作っています。
そのため、駐車場の管理会社に連絡せず、無断で駐車場に入れる車を変更してしまうと、「名簿に登録がない車が停まっている……無断駐車かも?」と思われてしまいます。
無断駐車と間違われてしまうと、車体に「移動させてください」という張り紙が貼られたり、ワイパーに「無断駐車はやめてください」といった紙が挟みこまれる可能性もあります。
せっかくお金を払って契約しているのに、無断駐車扱いされては、皆さんもあまり気分が良くないですよね。
ですので、無断駐車と間違われないよう、駐車場に入れる車を変更する際には、必ず事前に駐車場の管理会社へ連絡するようにしましょう。
よくある無断駐車トラブル事例
例えば「家族の車を一時的に停めただけ」「来客の車を自分の契約スペースに停めても問題ないと思った」といったケースも、管理会社から見れば無断駐車となる場合があります。
特にマンションの駐車場などでは、住民や他の契約者とのトラブルに発展することも。車種・ナンバーなどを事前に届け出ていないと、貼り紙や警告文が残される可能性もあります。意図的でなくとも、結果的に他人のスペースを侵害していた場合、損害賠償を求められることもあるため注意が必要です。
無断駐車を防ぐために自衛策を講じている人も
月極駐車場の契約者の中には、無断駐車を防ぐために自衛策を講じている人もいます。
例えば「契約者以外駐車禁止」「防犯カメラ作動中」などの貼り紙や、自作の車止め、簡易バリケードなどを設置するケースも見られます。管理会社に無断で行うことはNGですが、それほど無断駐車によるストレスやトラブルが多いということの表れです。他人の区画に車を停めることは、想像以上に相手に不快感や損害を与える行為ですので、たとえ短時間であっても控えるべきです。
理由②:駐車場と車のサイズが合わず、隣の車と接触・駐車場の機械が壊れるなどのトラブルに発展するおそれがある
駐車場に入れる車を無断で変えた場合、駐車場と車のサイズが合わず、隣の車と接触する・駐車場の機械が破損するなどのトラブルに発展することもあります。
〇平面式(平置き)駐車場の場合のリスク
利用しているのが平面式(平置き)の駐車場の場合、特に気を付けたいのが、お隣さんとの関係性です。
自分では「枠内に収まっているから大丈夫だろう」と思っていても、隣の方は「急に大きい車が来て停めづらくなった。このままだと、いつかぶつかりそうで不安……」と感じているかもしれません。
お隣さんとの良好な関係を保つためにも、普段と違う車を停めたり、車を買い替える際には、事前に駐車場の管理会社に相談するようにしてくださいね。
〇機械式駐車場の場合のリスク
機械式駐車場を利用している場合は、違う車を駐車場に入れる前に、必ず駐車場の管理会社に連絡してください。
なぜなら、駐車場の機械と車のサイズが合わないと、機械が停止する・車が破損するなどの大きなトラブルに発展する可能性があるからです。
といっても、ピンと来ない方もいらっしゃると思いますので、筆者が見てきたトラブルの事例を2つご紹介いたします。
車と機械がぶつかった影響で、代車と駐車場の機械が破損。
Aさんは結局、代車と駐車場の機械の両方の修理費を負担することになった。
Bさんが代車を機械式駐車場から出すまで、他の人は駐車場を使うことができず、コインパーキングを使う羽目に。
最終的に、Bさんは機械停止が原因で駐車場が使えなかった人の分のコインパーキング代を、全て支払うことになった。
……いかがでしょうか。
2つの事例を読んでいただくと、機械式駐車場に無断で代車を入れようとするのがどれだけ危険なことか、お分かりいただけるかと思います。
もしこの記事を読んでいる皆さんが、今後代車を使う機会が出てきた際は、機械式駐車場に車を入れる前に、必ず管理会社に連絡するようにしてくださいね。
代車を停めるときは、事前に駐車場の管理会社に連絡しよう!
ここまで記事をお読みになった方の中には、「じゃあ、月極駐車場に代車を入庫するのは絶対無理なの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが……
実は、事前に連絡していれば、代車の入庫をOKしてくれる管理会社もあります。
管理会社によっては、
・事前に連絡した上で、代車を入れる日までに必要な書類を提出してくれればOK
・代車が機械式駐車場のサイズ内に収まっていて、事前に必要な手続きを済ませてくれるなら、違う車を入庫してもよい
という方針のところもあります。
「代車を今使っている駐車場に入れたいな」と思ったら、まず自分の契約している駐車場の管理会社に相談してみましょう!
また、代車を使うのが短期間(1~2日)の場合は、コインパーキングを使うのも一つの手です。
代車が原因になってトラブルが起きてしまったら、元の車で同じ駐車場を使い続けたいと思っていても、なんとなく気まずさが漂ってしまうのではないでしょうか。
「代車を停めるための手続きをする時間がない……」
「今後も同じ駐車場を使い続けたいから、余計なトラブルは避けたいな」
そのようにお考えの方は、コインパーキングの利用も一度検討してみてください。
車両を変更したいとき、車を買い替えるときはどうすればいい?
「代車を停めたいとき、車を買い替えるときは、管理会社に連絡しないといけないのは分かったけど、どんな手続きをすればいいのかな?」
そう思った方もご安心ください。ここからは、駐車場に入れる車を変えるときの一般的な手続きについて解説します!
大まかな流れを知ってから、車の変更手続きに臨みましょう!
ステップ1:変更する予定の車を決める
最初に、変更する予定の車を決めましょう。
車の種類が決まっていないと、変更したい車が駐車場のサイズ内に収まるかどうかを判断することができません。
逆に「駐車場のサイズに収まる車を選びたい」とお考えの方は、駐車場のサイズを、契約書などで事前に確認することをお勧めします。
自分で調べても駐車場のサイズが分からない場合は、駐車場の管理会社に連絡して確認してくださいね。
ステップ2:駐車場の管理会社に連絡し、変更する予定の車の車種を伝えて、駐車場に入れて良いか確認する
変更する車の種類が決まったら、管理会社に「この車に変更する予定なのですが、駐車場に入れても大丈夫でしょうか?」と連絡を入れましょう。
このとき、車のサイズを管理会社から聞かれますので、手元に車検証を用意しておくと、話がスムーズに進みますよ。
(代車の場合は、車検証のコピーをもらうなどして準備しましょう)
また、管理会社によっては、変更する車に任意保険がかかっているかを尋ねられる(⇒保険証の提出を求められる)こともあります。
レンタカーや代車を駐車場に入れたいとお考えの方は、レンタカー屋さん・ディーラーさんに「車検証のコピーをください」とお願いするときに、保険の内容が分かるものも一緒にもらっておきましょう。
ステップ3:管理会社の指示に従って、新しい車・代車の登録を済ませる
管理会社に連絡して、車のサイズに問題がないことが確認できたら、必要な手続きを行って、変更する予定の車を管理会社の名簿に登録しましょう。
ここでの手続きの仕方や、必要な書類は管理会社によって異なりますので、ご自身で契約されている駐車場の管理会社の指示に従って手続きを進めてください。
複数台を使うなら「登録制」や「事前申請制」の活用を
仕事や家族共有などで複数の車を使う機会がある場合、管理会社によっては「複数台の車両を登録制にする」「事前申請で都度変更を受け付ける」といった柔軟なルールを設けていることもあります。
すべての駐車場が対応しているわけではありませんが、「今後も頻繁に代車や別の車を使う予定がある」という方は、契約前や契約更新時にこうした制度が利用できるかどうかを確認しておくと安心です。ライフスタイルに合わせた駐車場の使い方をすることで、手間もトラブルも最小限に抑えられます。
買い替え予定の車が入庫できない……そんなときはPMCマンスリーパーキングで駐車場を検索!
とはいえ、この記事をお読みになっている方の中には
「管理会社に連絡してみたら、サイズオーバーと言われた……」
「今の駐車場には、買いたい車が入らない……」
とお悩みの方もいらっしゃると思います。
そんなときは、当社の月極駐車場サイト「PMCマンスリーパーキング」で近くの月極駐車場を検索してみてはいかがでしょうか?
PMCマンスリーパーキングでは、各駐車場のページに入庫できる車のサイズを掲載しています。
自分の車がサイズ内に収まっているかどうか、ネットですぐに確認することができますよ。
気に入った駐車場が見つかったら、そのままWEB申込でご契約いただくことも可能です!
また、1日1回空き状況を更新しておりますので、新しい情報を常にご覧いただけます。
駐車場でお困りの際はぜひ一度、PMCマンスリーパーキングで近くの駐車場を検索してみてくださいね。
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まとめ
今回の記事では、月極駐車場に違う車を停めても良いかと、代車を使うときに必要な手続きについて解説しましたが、いかがでしょうか。
月極駐車場に代車を停める際や、車を買い替える際には、必ず事前に駐車場の管理会社に連絡するようにしてくださいね。